オナ友募集

オナ友だったタマダさんは人妻だった。
当時、某大学の法学部在学中の僕よりも一回り年上であり、彼女とはオナ友募集サイトで知り合った仲だった。
「若いねー。おばちゃんだけでいいの?」
と、タマダさんは謙遜していたが、年上の人妻から想像される使い古されたくたびれイメージとは全く縁遠い明るいお姉さんだった。
当時の僕は童貞だった。高校時代は勉強ばかりしていて(そのおかげで大学にも現役合格できたのだが)、さあ大学に入ったら遊ぶぞー!と思っていた。
しかし、悲しいかな、遊び方がわからない。年頃の男らしく女の子にも興味はあったが、口説き方がわからない。
とりあえず、女の子と喋るところから始めよう・・・と考えて、オナ友募集は飛躍しすぎだったのかもしれないが、人並みに女体に興味はあったのだ。
そんなだから、年上でリードしてくれる女性が最適であり、その意味ではタマダさんは打ってつけの人材だった。
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タマダさんは奔放でエロい人妻だった。初めて見るマンコはテカテカしていて扇情的だった。
「わあ、大きいねえ。私が結婚してなかったら挿れさせてあげてもいいんだけどね」
タマダさんにとってビデオチャット越しのオナ友は、不倫行為に引っかからないギリギリの線だったのだと思う。僕も法学部で法令などを読み込んでいるが、民法における不貞行為とは肉体的接触によるところだ。僕がそんな知識をひけらかすと
「わあ、さすが法学部。賢いのね。離婚する時は調停してもらおうかな。いい弁護士さんになってね」
タマダさんは、そんな冗談を言って笑っていた。そんなかわいらしい面のあるタマダさんと、僕はずっとオナ友の関係を保ち続けていた。
そして現在。法律事務所に就職した僕は、タマダさんの離婚調停に関わっている。
「持つべきものは友達だね。ありがとう。おかげで慰謝料をたんまりと踏んだくれるわ」
僕の目の前にはタマダさんがいる。ずっとビデオチャット越しに見ていたタマダさんの肌のぬくもりが心地よかった。
離婚が成立して、ほとぼりが冷めた頃には、もう彼女はタマダさんではない。僕の苗字になっているはずだ。
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